劣敗(読み)レッパイ

デジタル大辞泉 「劣敗」の意味・読み・例文・類語

れっ‐ぱい【劣敗】

劣っているものがすぐれているものに負けること。「優勝劣敗
[類語]敗北負け連敗力負け一敗敗退惜敗負ける破れる参る完敗惨敗大敗やられる土がつく一敗地にまみれる屈するふくする屈服くじけるひざを屈する

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精選版 日本国語大辞典 「劣敗」の意味・読み・例文・類語

れっ‐ぱい【劣敗】

  1. 〘 名詞 〙 劣っている者が、すぐれている者と競って負けること。能力が劣るために落伍すること。「優勝劣敗
    1. [初出の実例]「『どうせ、劣敗の人種だから』と、義雄は仕かたないのだと思ったが」(出典:断橋(1911)〈岩野泡鳴〉一一)

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普及版 字通 「劣敗」の読み・字形・画数・意味

【劣敗】れつぱい

弱くて負ける。

字通「劣」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の劣敗の言及

【てんぷら油】より

…てんぷら油はたえず高温で空気と接触し,水分と共存するような条件にさらされるので,揚げる際に長く継続して加熱すると,加水分解,熱酸化などにより風味の劣化,着色,発泡が多くなり,また油の吸着も多くなって揚物が軽く揚がらないなどの変化が起きる。これを油の〈疲れ〉または〈劣化現象〉といい,これが進行してまったく食用に適さなくなることを〈劣敗〉という。これは油の二重結合部分に空気中の酸素が結合して酸化することで始まり,分解して遊離脂肪酸を生じたり,重合して粘りを増すことによる。…

※「劣敗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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