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労働歌 ロウドウカ

4件 の用語解説(労働歌の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ろうどう‐か〔ラウドウ‐〕【労働歌】

労作歌(ろうさくうた)」に同じ。
労働運動の中で、団結・士気高揚などのためにうたわれる歌。

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

ろうどうか【労働歌】

〈労働者の歌〉のこと。労働に伴う歌を指す場合もあるが,これらは仕事歌,作業歌,労作歌などと呼ばれて区別される。労働歌は,労働運動の中で労働者の団結を促し,その階級的自覚や士気を高めるために生まれた歌で,多くは本質的に闘争歌であり,革命歌とも関係が深い。集団で歌うことが多く,大衆歌としての性格から替歌が多い。19世紀以来,労働運動,革命運動の高揚の中で,各国の,あるいは国際的な労働歌が作られており,1848年にはケーニヒスベルク(現,カリーニングラード)で最初の《労働歌集》が編まれている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

ろうどうか【労働歌】

労働運動の中で、団結を強め、意識を高めるために歌う歌。
農耕・山仕事・機織りなどの労働に伴って歌われる歌。仕事唄。労作唄。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

労働歌
ろうどうか

労働運動と結び付いた歌で、仕事歌とは区別される。労働歌は労働者の階級闘争や革命思想を反映し、力強いあるいは悲壮感あふれる曲調と歌詞、そして多くの場合に集団歌唱の形式をとることが大きな特徴である。闘争歌、革命歌、反戦歌、追悼歌などに細分類される。こうした内容と形式が集団の連帯感を高め、闘争心を鼓舞する。フランス革命のときに生まれた『ラ・マルセイエーズ』(1792)が初期の例で、その後も国際的に名高い『インターナショナル』(1888)、『ワルシャウィアンカ(ワルシャワ労働者の歌)』(1883)などが国境を越えて伝播(でんぱ)伝承されている。新しいところでは、北アメリカのフォーク・ソング運動の一環を担う独唱によるプロテストソングや、南アメリカのフォルクローレに属する「新しい歌」としての『不屈の民』(キラパジュン作)をはじめ、日本の「うたごえ運動」の曲など、多数つくられている。[山口 修]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の労働歌の言及

【インターナショナル】より

…労働歌。パリ・コミューンのとき,革命家で詩人のE.ポティエが1871年に作った詩に,ドジェーテルPierre Degeyter(1848‐1932)という素人作曲家が88年に作曲した。…

【労作歌】より

…労働の際に歌われる歌の総称。すべての生産労働の際に歌われる歌で,〈仕事歌〉〈作業歌〉〈労働歌〉ともいう。労作歌は民謡として最も本質的なもので,多くは労働能率を高めるために作業の進行に対する一種の拍子歌として歌われるのが普通である。…

※「労働歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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