労働力率(読み)ろうどうりょくりつ(英語表記)labour force participation rate

  • ろうどうりょくりつ〔ラウドウリヨク〕

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

労働力比率労働力人口比率ともいう。生産年齢人口に対する労働力人口の比率をさす。労働力率は,生産年齢に達している人口のうち,労働力として経済活動に参加しているの比率であって,一般に先進国ほど低く,また家計や地域別にみると所得の高い層ほど低いといわれている。長期的にみると,進学率上昇により若年者の労働力率は低下し,主婦を中心とする中年女性の労働力率は上昇傾向にある。高年齢者は,一時の低下からやや上昇の傾向をみせている。

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世界大百科事典 第2版の解説

生産年齢人口(15歳以上人口)中に占める労働力人口の比率で,労働力化率ともいい,労働供給指標として利用される。労働供給とは,世帯にあって相互に競合する仕事,通学家事余暇の諸活動の中から就業条件を勘案しながら特定の仕事を選択する行動をいうものであるから,労働力率は就業条件のいかんによるのはもちろんだが,その他にも当人の世帯における地位の違いによる競合関係の差異家業有無といった世帯の種類や就業をめぐる社会慣習のいかんによるところも多い。

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世界大百科事典内の労働力率の言及

【労働市場】より

…労働供給の総量は総人口の変動によって規制されるが,総人口のすべてが労働力人口ではない。総人口のなかでの生産年齢人口の割合,生産年齢人口のなかでの労働力人口と非労働力人口との割合(これを労働力率という)によって労働供給量は変動する。そして,この労働力率は,国民の標準的な生活水準,生活様式,家族形態などをはじめ,勤労観,家庭観,教育観,社会観などの価値意識を含む経済的・非経済的要因によって影響を受けながら不断に変動する。…

※「労働力率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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