効験(読み)コウケン

デジタル大辞泉 「効験」の意味・読み・例文・類語

こう‐けん〔カウ‐|コウ‐〕【効験/功験】

《古くは「こうげん」とも》ききめ。効能効果。「―あらたかな妙薬
神仏の加護良薬の―で」〈鴎外阿部一族
[類語]効果き目しるし成果こう実効効能効力効用甲斐かい霊験作用

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精選版 日本国語大辞典 「効験」の意味・読み・例文・類語

こう‐けんカウ‥【効験・功コウ験】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「こうげん」とも ) ある物事結果が現われること。ききめ。しるし。効能。
    1. [初出の実例]「頗雖驚目、於事有効験、挙達如件」(出典:貴嶺問答(1185‐90頃))
    2. 「大法秘法の効験もなく」(出典:平家物語(13C前)六)
    3. [その他の文献]〔潜夫論‐徳化〕

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普及版 字通 「効験」の読み・字形・画数・意味

【効験】こう(かう)けん

ききめ。〔南斉書、高逸、顧歓伝〕老のを事とし、陰陽の書を解し、數を爲(をさ)めて效驗多し。

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