デジタル大辞泉 「効」の意味・読み・例文・類語 こう【効〔效〕】[漢字項目] [音]コウ(カウ)(漢) [訓]きく[学習漢字]5年1 力を発揮した結果。ききめ。「効果・効率・効力/時効・失効・実効・奏効・発効・無効・薬効・有効」2 (「傚こう」と通用)ならう。まねる。「効顰こうひん(=ひそみにならう)」[名のり]いたる・かず・かた・すすむ・なり・のり こう〔カウ〕【効】 ききめ。効能。「薬石効なくこの世を去る」[類語]効果・効きき目・徴しるし・成果・実効・効験・効能・効力・効用・甲斐かい・霊験・験・作用 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「効」の意味・読み・例文・類語 こうカウ【効】 〘 名詞 〙 しるし。ききめ。効能。[初出の実例]「此法を以て五絶を治するに、皆効ありき」(出典:史記抄(1477)一四)[その他の文献]〔韓詩外伝‐七〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「効」の読み・字形・画数・意味 効常用漢字 8画(旧字)效10画 [字音] コウ(カウ)[字訓] いたす・ならう・ききめ[説文解字] [甲骨文] [金文] [字形] 会意字の初形は矢+攴(ぼく)。攴は打つこと。矢の曲直を正す意の字である。〔説文〕三下に「象(像)るなり」とし、(交)(こう)声とするが、もとに従う字でない。両手で矢の曲直を正すを寅(いん)といい、撃って正すを效という。それで法則に従い効(なら)う意となり、〔毛公鼎〕に「乃(なんぢ)の友正(友官)を善效せよ」のように用いる。またその倣効の結果を効果という。[訓義]1. いたす、正しきをいたす、あきらかにする。2. ならう、かたどる、のっとる。3. あらわす、しるし、ききめ、てがら、効果。4. 校と通じ、しらべる。[古辞書の訓]〔名義抄〕效 ナラフ・マナブ・シルス・シルシ・アラハス・コノム・キル・コトコトク・イタル・イタス・ツトム・ホシイママ・カムガフ・ススム・マヌガル・ホタル・キラフ 〔字鏡集〕效 ホシイママ・キラフ・ススム・カムカフ・ホダス・マナブ・シルス・ムカフ・ナラフ・マヌガル・イタス・コノム・ツトム・ユルス・ナラス・イタル・ハゲマス・アラハス・キル・コトコトク[語系]效・傚・(校)heは同声。傚は效の形声で後起の字であるが、〔詩、小雅、鹿鳴〕「是れ則り是れ傚(なら)ふ」のように、古くからその字を用いる。ke、(教)kek、學(学)heukなども声義近く、一系の語である。[熟語]効益▶・効応▶・効駕▶・効獲▶・効款▶・効義▶・効愚▶・効勲▶・効験▶・効牽▶・効功▶・効死▶・効試▶・効実▶・効首▶・効順▶・効祥▶・効情▶・効誠▶・効績▶・効節▶・効智▶・効忠▶・効徴▶・効答▶・効能▶・効▶・効顰▶・効放▶・効法▶・効報▶・効命▶・効尤▶・効郵▶・効用▶・効力▶・効霊▶・効労▶[下接語]威効・偉効・奇効・顕効・験効・功効・後効・時効・失効・実効・殊効・神効・成効・善効・奏効・即効・速効・治効・徴効・答効・特効・発効・効・放効・法効・倣効・報効・無効・明効・薬効・有効・良効・労効 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報