勇払川(読み)ゆうふつがわ

日本歴史地名大系 「勇払川」の解説

勇払川
ゆうふつがわ

苫小牧市の北部から東部を流れる二級河川安平あびら川の支流で、流路延長三七・八キロ(うち指定区間二一キロ)流域面積二一九・四平方キロ。支笏しこつ火山群のモラップ山(五〇六・六メートル)東麓の字丸山まるやま奥地に源を発し、市域の北部を横断し、字沼ノ端ぬまのはた北部でウトナイ湖から流出して南部に向かう美々びび川を合流して勇払原野を南流、河口付近で安平川に合流して太平洋に注ぐ。樽前たるまえ火山噴出物の堆積斜面を浸食しながら流れ、途中丸山川(四・四キロ)勇振ゆうぶり(五・五キロ)植苗うえなえ(一四・八キロ)などの支流を集める。木村「蝦夷日記」寛政一〇年(一七九八)六月五日条に「ユウブツ川 弁天流寄故ニ名ク」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「勇払川」の意味・わかりやすい解説

勇払川
ゆうふつがわ

北海道南西部,支笏火山群のモラップ山に発し,勇払平野を流れ,太平洋に注ぐ川。全長 22km。上流は火山灰台地を刻み,下流で安平川と合流して流域に低湿泥炭地形成。下流域の低地には,パルプ工場をはじめ各種の工場があり,工業用水に利用されている。

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