ウトナイ湖(読み)ウトナイこ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウトナイ湖」の意味・わかりやすい解説

ウトナイ湖
ウトナイこ

北海道南部,苫小牧市北東部にある湖。ウトナイ沼とも呼ぶ。面積 2.8km2水深 1.3m。勇払平野にある海跡湖北方より美々川が流入し,南方より勇払川が流出する。勇払川による排出量が流入量をやや上回るためと考えられるが,面積は徐々に縮小している。周辺は沼沢地で水生植物の群落があり,冬はハクチョウが飛来する。国道36号線および JR室蘭本線沼ノ端駅に近く,近年キャンプやスケートなどの行楽地として訪れる人が多い。1991年ラムサール条約に登録。

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