デジタル大辞泉 「勾」の意味・読み・例文・類語 こう【勾】[漢字項目] [常用漢字] [音]コウ(漢) [訓]まがる とらえる1 かぎ形に曲がる。斜めに傾く。「勾配・勾欄」2 とらえる。「勾引・勾留」[難読]勾玉まがたま 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「勾」の意味・読み・例文・類語 こう【勾】 [ 1 ] 〘 名詞 〙 和算で、直角三角形の直角をはさむ二辺のうちの短い辺。鉤(こう)。→勾股弦(こうこげん)。〔晉書‐天文志上〕[ 2 ] 〘 接尾語 〙 まがった道具などを数えるのに用いる。[初出の実例]「削作縵四勾」(出典:正倉院文書‐天平宝字六年(762)三月一日・造東大寺司告朔解) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「勾」の読み・字形・画数・意味 勾常用漢字 4画 [字音] コウ・ク[字訓] まがる[字形] 会意勹(ほう)+ム(し)。もと句(く)と同字。慣用によって区別される。勹もムもいずれも屈曲するものの形で、おそらくもと屈肢葬の形であろう。形のまがったものの意に用い、勾玉・勾引・勾欄のように用いる。[訓義]1. まがる、まげる、ひきつける。2. かぎする、かぎがたにしるしする、のぞく。3. かぎ、かける。4. とらえる、ひく。5. 句・拘と通用する。[古辞書の訓]〔名義抄〕勾 アマネシ/句 カガマル・ヒク・ハルユミ・コトハ 〔字鏡集〕勾 ヒク・アマネシ・ハルユミ・コトハ・カカマル・カムカフ/句 マガル・ヒク・カガマル・カラ・トドマル[熟語]勾引▶・勾窩▶・勾喙▶・勾串▶・勾喚▶・勾稽▶・勾決▶・勾結▶・勾検▶・勾思▶・勾肆▶・勾取▶・勾集▶・勾除▶・勾銷▶・勾摂▶・勾捉▶・勾率▶・勾追▶・勾通▶・勾点▶・勾搭▶・勾頭▶・勾当▶・勾撥▶・勾兵▶・勾▶・勾萌▶・勾抹▶・勾問▶・勾欄▶・勾留▶・勾連▶[下接語]管勾・曲勾・垂勾・内勾 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報