南木曽町(読み)なぎそ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南木曽町」の意味・わかりやすい解説

南木曽〔町〕
なぎそ

長野県南西部,木曾谷南部の町。 1961年読書 (よみかき) 村,吾妻村,田立村が合体し町制。東西から山が迫り,町域の大部分ヒノキ,サワラ,アスナロなどの国有林で占められ,集落は木曾谷に集中する。中心集落の三留野 (みどの) は近世中山道宿場町で,国有林材の集散地となり,木材工場が発達。観光資源が多く,中山道の宿場景観を再現した妻籠馬籠峠や旧中山道の自然遊歩道,豪壮な田立ノ滝,ヒノキの美林と渓谷美に恵まれた柿其 (かきぞれ) 川,与川の渓谷などがある。南東部の蘭 (あららぎ) 川沿いには木地屋集落の漆畑,檜笠づくりで知られる蘭がある。町域の一部は中央アルプス県立自然公園に属する。木曾川に沿って JR中央本線,国道 19号線が通り,256号線を分岐。面積 215.93km2。人口 3915(2020)。

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事典 日本の地域遺産 「南木曽町」の解説

南木曽町

(長野県木曽郡南木曽町)
日本で最も美しい村指定の地域遺産。
南木曽町(なぎそまち)は長野県の南西部、岐阜県中津川市との県境に位置する。山岳に囲まれ、総面積の93%が森林(うち70%が国有林)で占められる。町の基幹産業は木材木工業から妻籠宿等の観光資源を活かした観光産業へと変わりつつある

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