検印(読み)けんいん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

検印
けんいん

(1) 検査済みの証として押す。 (2) 書籍の奥付著者が発行部数を検する (印税計算の基準数を証する) ために押す印。現在は出版社著作者の良好な信頼関係によってほとんど行われなくなっている。

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デジタル大辞泉の解説

けん‐いん【検印】

検査済みのしるしに押す印。「書類に検印を押す」
書物の奥付に、著者が発行の承認および発行部数の検査のために押す印。

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百科事典マイペディアの解説

検印【けんいん】

一般には検査の証として押す印影をさすが,出版物については日本独自の慣習として著作者,著作権者が書籍の奥付に押す印をいう。偽版の防止策であり,印税計算の基礎ともしていた。近年は書籍の発行部数の増大や著作権,出版権の考え方の普及などにより,出版社と著者との契約により検印は,形式的なもののほか,ほとんど廃止されている。
→関連項目印税

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大辞林 第三版の解説

けんいん【検印】

検査したことを示す印。
書物の奥付に著者が発行部数を確認するために押す印。

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世界大百科事典内の検印の言及

【印税】より

…欧米では部数によって印税率を段階的に増加ないし減少させる例があるが,日本ではそれほど採用されていない。印税royaltyの制度は,19世紀にヨーロッパで行われるようになったが,日本では1886年小宮山天香が《慨世史談・断蓬奇縁》(エルクマン・シャトリアン著《マダム・テレーズ》の訳)の出版に際して鳳文館と交わした契約が最初とされ,そのころから著作権者が書籍の各冊に押印した印紙をはり(検印という),発行部数のあかしとすることが長い間の慣行となった。印税という語は,この検印に基づく支払方法が印紙税のそれと似通っていることに由来する。…

※「検印」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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