参考太平記(読み)サンコウタイヘイキ

デジタル大辞泉 「参考太平記」の意味・読み・例文・類語

さんこうたいへいき〔サンカウタイヘイキ〕【参考太平記】

太平記校訂・注釈書。40巻41冊または64冊。今井弘済・内藤貞顕編。元禄2年(1689)成立、元禄4年(1691)刊。徳川光圀みつくにの命により、大日本史編纂へんさん資料として作成された。

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精選版 日本国語大辞典 「参考太平記」の意味・読み・例文・類語

さんこうたいへいきサンカウ‥【参考太平記】

  1. 「太平記」の校訂・注釈本。四〇巻四一冊または六四冊。今井弘済・内藤貞顕編。元祿二年(一六八九)成立。同四年刊。徳川光圀(みつくに)の命により「大日本史」編纂史料にするため、流布本をもとに諸本を対校・考訂し、史書・文学書などを参照して作品中の記事を検討、首巻凡例総目次を付したもの。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「参考太平記」の意味・わかりやすい解説

参考太平記
さんこうたいへいき

太平記』の諸伝本 (西源院本,南都本,今川家本,前田家本,毛利家本,北条家本,金勝院本,天正本など) を比較し,さらに『公卿補任』『増鏡』『園太暦』など 104部に上る記録,文書によって記事の適否を考訂した書。 40巻。本書は徳川光圀が『大日本史撰修の準備作業として,儒臣今井弘済に命じて編集させたもので,弘済の死後,内藤貞顕が引継いで元禄4 (1691) 年刊行された。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「参考太平記」の解説

参考太平記
さんこう たいへいき

歌舞伎浄瑠璃外題
初演
享保11.2(大坂・榊山座)

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