デジタル大辞泉
「双胎間輸血症候群」の意味・読み・例文・類語
そうたいかんゆけつ‐しょうこうぐん〔‐シヤウコウグン〕【双胎間輸血症候群】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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家庭医学館
「双胎間輸血症候群」の解説
そうたいかんゆけつしょうこうぐん【双胎間輸血症候群】
一方の胎児(たいじ)の血液が、もう一方の胎児へ流れ込むことによりおこる病気で、この状態になると、血液を送る側の胎児は、発育不全、羊水過少(ようすいかしょう)、貧血、脱水、小心症(ときには無心体)などになります。
血液を受けとる側の胎児は過剰に発育しますが、心臓に負担がかかるため、多血症(たけつしょう)(「多血症(赤血球増多症)」)、浮腫(ふしゅ)(胎児水腫(たいじすいしゅ)(「胎児水腫」))、心不全(しんふぜん)、羊水過多などをおこします。その結果、2人の胎児の発育に大きな差が生じるとともに、胎児の健康にも重大な危険が生じてきます。
以上のような理由から、双胎間輸血症候群と診断された場合は、胎児が母親のおなかの外で生きられる時期であれば、分娩(ぶんべん)して治療する必要があります。なお、発育不良の胎児のほうが、過剰発育の胎児に比べて予後はよいといわれています。
出典 小学館家庭医学館について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の双胎間輸血症候群の言及
【双子】より
…一方,静脈を吻合した胎児は片方の胎児の分も血液をもらうので多血症になり,発育は非常によくなる。このようなことは一卵性双胎特有のもので,双胎間輸血症候群といわれている。また,一卵性双生児では一つの受精卵からの分割のために,2児はまったく同じ遺伝質を有していることになる。…
※「双胎間輸血症候群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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