デジタル大辞泉 「取押える」の意味・読み・例文・類語 とり‐おさ・える〔‐おさへる〕【取(り)押(さ)える/取(り)抑える】 [動ア下一][文]とりおさ・ふ[ハ下二]1 暴れ動くものを押さえて動けないようにする。「荒れる牛を―・える」2 犯人をつかまえる。とらえる。「泥棒を―・える」「密売の現場を―・える」[類語]捕らえる・捕まえる・捕る・引っ捕らえる・生け捕る・召し捕る・搦からめ取る・引っ括くくる・捕とらまえる・捕獲する・拿捕だほする・捕縛する・逮捕する・検束する・検挙する・挙げる・ぱくる・しょっぴく・引っ立てる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「取押える」の意味・読み・例文・類語 とり‐おさ・える‥おさへる【取押・取抑】 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙 [ 文語形 ]とりおさ・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙① 動くのをおさえとどめる。おさえつけて、動きがとれないようにする。おさえる。[初出の実例]「下女も二人ながら居てその御内室さんを取押(トリオサヘ)て」(出典:人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)三)② つかまえる。犯人などを捕える。[初出の実例]「日本国魯西亜国通好条約〈略〉第八条〈略〉若し法を犯す者あらば、是を取押へ処置するに」(出典:幕末御触書集成‐三・安政元年(1854)一二月二一日)③ 品物を他人の自由にならないように処置する。さしおさえる。[初出の実例]「Replevy 取押へ置タル物ヲ渡ス、請ケ反ス」(出典:慶応再版英和対訳辞書(1867)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例