召取る(読み)メシトル

デジタル大辞泉 「召取る」の意味・読み・例文・類語

めし‐と・る【召(し)取る】

[動ラ五(四)]
(「召し捕る」とも書く)官命により罪人などをつかまえる。逮捕する。「盗賊を―・る」
貴人上位の人が呼び寄せる。
鍛冶匠かぢたくみ六人を―・りて」〈竹取
[類語]逮捕検挙挙げる手が後ろに回る捕まえる捕る捕らえる引っ捕らえる取り押さえる生け捕るからめ取る引っくくとらまえる捕獲する拿捕だほする捕縛する検束するぱくるしょっぴく引っ立てる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「召取る」の意味・読み・例文・類語

めし‐と・る【召取・召捕】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 上位者の命令で、呼び取る。お呼び寄せになる。召し寄せる。
    1. [初出の実例]「かぢたくみ六人を召とりてたはやすく人よりくましき家を作りて」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
  3. 官命によって罪人などをつかまえる。逮捕する。捕縛する。
    1. [初出の実例]「門南腋有黒装束男。仍問案内、所申無一定、仍召取」(出典御堂関白記‐寛仁元年(1017)正月二二日)

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