古典籍(読み)こてんせき

図書館情報学用語辞典 第5版の解説

古典籍

日本の古典籍は,慶應4年(1868年)以前に日本で出版・書写された書籍で,内容・形態がともに優れ価値が高い書物のこと.国文学研究資料館が編集した『古典籍総合目録』(1990)の収録範囲は“国初から慶応四年(明治元年)までに日本人が著編,撰訳した書籍(典籍を中心とし文書・記録の類を含む)”と説明されている.文字の転写法によって写本,版本に大別でき,版本は整版と木や金属による活字版に細分することができる.装丁の方法には,巻子本,折装,粘葉装(でっちょうそう),大和綴(やまととじ),袋綴などがある.国立国会図書館や大学図書館を中心にコレクションが構築されており,デジタル化の推進に伴い,図書館のホームページから閲覧可能な書物も増えつつある.国文学研究資料館から日本古典籍総合目録データベースが公開されている.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

世界大百科事典内の古典籍の言及

【古本】より

…一般に古書市場で流通している本の総称。古書業界では便宜的に,新刊書でも入手しうる書物を〈古本〉(英語のsecondhand books),絶版後久しく,価値の高くなった書物を〈古書〉(old books),さらに近世およびそれ以前の貴重書を〈古典籍〉(rare books)と区別している。また造本に従って洋本,和本,唐本,内容に従って一般書,専門書,雑誌バックナンバー,資料ものなどに分かれる。…

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出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報