名蔵アンパル(読み)ナグラアンパル

デジタル大辞泉 「名蔵アンパル」の意味・読み・例文・類語

なぐら‐アンパル【名蔵アンパル】

沖縄県石垣島西部の名蔵川河口に広がる干潟石垣市に属する。面積1.57平方キロメートル。マングローブの林が広がり、カンムリワシが生息する。シギチドリシラサギなどの渡り鳥多く、鳥獣保護地域に指定されている。平成17年(2005)ラムサール条約に登録された。

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共同通信ニュース用語解説 「名蔵アンパル」の解説

名蔵アンパル

沖縄県石垣島西部の名蔵湾に面した東西約1・5キロ、南北約2キロの湿地。干潟やマングローブ林、海岸林などで構成され、2005年11月、国際的に重要な湿地を守るためのラムサール条約に登録された。日本国内の登録湿地としては最南端に位置する。多くの甲殻類魚類が生息し、絶滅危惧種クロツラヘラサギの越冬地にもなっている。

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百科事典マイペディア 「名蔵アンパル」の意味・わかりやすい解説

名蔵アンパル【なぐらアンパル】

石垣島の西部,名蔵川の河口付近に形成された干潟。西側砂嘴(さし)が発達し,名蔵湾とを隔てている。ヒルギ科マングローブ林により豊かな自然環境が保たれ,固有種を含む泥内生物からエビカニなどの甲殻類,渡り鳥や猛禽類に至るまで,多種多様な生物の生息地となっている。2005年11月,ラムサール条約登録湿地となる。
→関連項目石垣[市]ラムサール条約

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事典 日本の地域遺産 「名蔵アンパル」の解説

名蔵アンパル

(沖縄県石垣市)
ラムサール条約湿地」指定の地域遺産。
マングローブ林・希少野生動物・河口干潟。国指定名蔵アンパル鳥獣保護区名蔵アンパル特別保護地区

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