翻訳|bird of prey
更新日:
出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
タカ目とフクロウ目に属する鳥の総称。いずれの目も,感覚が鋭敏で活動がすばやい哺乳類や鳥類を捕食する種が多い。鋭いつめを備えた足で獲物をとらえ,短いが鋭く曲がった強力なくちばしで肉を裂く。翼はよく発達して飛翔(ひしよう)力が強く,眼は大きく視力が優れている。雄よりも雌が大きいなど,習性と外部形態に共通な点が多く,19世紀末までは同一の目に分類されていたが,現在では骨格など内部形態の違いにより,別の目とされる。ただし,頭部の筋肉は,ふつうタカ目に分類されるハヤブサ類とフクロウ目に類似点が多い。ワシ,タカなどタカ目の鳥は昼行性なので〈昼の猛禽〉,夜行性の多いフクロウ目を〈夜の猛禽〉ということがある。また,スズメ目のモズ科は,くちばしの形がこれらと似ており,ネズミ類や小鳥をとることが多いので,分類学上は縁が遠いが,やはり猛禽と呼ばれることがある。
→タカ →フクロウ
執筆者:竹下 信雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
元来は鳥獣を捕食する大形鳥類(食肉鳥)という意味で用いられた語で、そこには三つの内容があった。すなわち、鳥獣食、捕食性、大形である、ということで、猛禽というのはこの三つを兼備した鳥をさすものであり、そのイメージはかなり強い。しかし現在では、この語はタカ目とフクロウ目の鳥という意味で用いられるようになってきた。そのなかには小形で昆虫食の鳥もいるが、それらも含めた系統群をさすことが多くなっている。
[浦本昌紀]
米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加