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吸音材 きゅうおんざいsound-absorbing material

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

吸音材
きゅうおんざい
sound-absorbing material

吸音率の大きい物質または材料。物質としてはグラスウールロックウールフェルトなど,また材料としては木毛板,石綿板,孔あきテックス板などがあり,騒音の吸収や残響の調節などに建築部材 (天井壁面用) として使われる。音楽室や演奏会場などでは,完全吸音より若干の残響のあるほうがよいから,設計上,室の天井や壁面の形状とともに,吸音材の使用の仕方が大切な要素になる。

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デジタル大辞泉の解説

きゅうおん‐ざい〔キフオン‐〕【吸音材】

音をよく吸収する建築材料。室内騒音の軽減、音楽施設での残響時間調節などのために使用される。フェルト・テックス・グラスファイバーなど。

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リフォーム用語集の解説

吸音材

主に室内の音の響き具合の調整や騒音の吸収を目的として使用される材料。グラスウールや吸音ボードなどの吸音建材の他に、カーペット、壁・天井仕上のクロス貼り、カーテン類も吸音材として活用できる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

吸音材
きゅうおんざい
sound absorbing material

音のエネルギーを部分的に熱エネルギーなどに変換する材料。室内騒音を低下させたり、室内音響計画における残響時間の調整、エコーの減少に寄与する。吸音機構により次の区分がある。
(1)テックス、グラスウール、ロックウールなど多孔質あるいは繊維状の材料。孔中の空気が音波で振動し、その結果生じた摩擦により音のエネルギーが熱エネルギーとなって吸収されるもので、高音に適する。
(2)弾性の多孔質材料。音波で材料自体が振動し、おもに内部粘性で吸収するもので、低音および高音に適する。
(3)剛壁とある間隔を置いて設置された薄板。音波で薄板が振動し、空間内部、取り付け部の損失で吸収するもので、低音に適する。
(4)剛壁とある間隔を置いて設置された孔(あな)あきの板。板自体は音波でほとんど振動せず、孔部の空気が裏側空間をスプリングとして振動し吸収するもので、おもに低音に適する。
(5)内部に広がりをもつ大きな穴を有する材料。音波で穴入口部の空気が穴内の空気をスプリングとして振動し吸収するもので、低音に適する。[坪内信朗]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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