デジタル大辞泉 「クロス」の意味・読み・例文・類語
クロス(cross)
1 交差すること。「道路が
2 テニス・卓球・バレーボールなどで、コートの対角線方向に打つボール。また、その球筋。「
3 十字架。クルス。
4 サッカーで、サイドからゴール前にパスを送ること。また、そのパス。センタリング。「
[類語]交差・交わる・筋交い・打ち違い・立体交差
イギリスの有機化学者。ブレントフォールドの生まれ。ロンドンのキングズカレッジ、チューリヒ大学、チューリヒ工科大学に学び、1878年ロンドン大学を卒業。繊維の漂白、セルロース、リグニンなどに関する研究を行った。1892年ビーバンとともにビスコース繊維を発見、製造の特許を得た。さらにセルロースエステルを発見した。パルプ、製紙業界の化学的指導を行い、レーヨン工業の技術的基礎をつくった。1916年に「著しい化学工業に対する貢献」に対し化学工業協会からリサーチメダルを贈られ、1918年には染色家色彩専門家協会Society of Dyers and Colouristsのメダルを受賞。さらに化学工業協会から応用化学分野で産業の進展に功績のあった在米科学者に贈られるパーキンメダルを1923年に受賞した。
[川野辺渉]
証券取引所における売買取引手法の一つ。同一証券会社がある銘柄につき買注文と売注文をもっているとき,自社内で付き合わせるのではなく,取引所に出して売買を成立させる取引をいう。クロス取引を行うことを〈クロスを振る〉という。証券取引所はその定款において会員に市場集中義務を課しており,また証券取引法も,取引所における売買取引の受託を受けた会員が,その売買を自己が相手方となって市場外で成立させることを禁じている。クロスは1967年10月以降,バイカイに代わり株式の大量売買方法として採用された。バイカイとは,同一証券会社がある銘柄につき,同一価格,同一数量の売りと買いを同時に行うことで,顧客と顧客の注文を付け合わせる付合せバイカイと,顧客の売りまたは買い注文に対し,自己計算で付け合わせる仕切りバイカイがある。バイカイが市場集中の原則に反するとともに,自由競争市場下での公正な価格形成という証取法の精神にも反するため廃止され,クロス取引が導入されたものである。
執筆者:吉岡 正毅
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 リフォーム ホームプロリフォーム用語集について 情報
出典 パラグライダー用語辞典について 情報
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
…管継手は,まず接続の目的によって分類される。同じ径の直管どうしを接続するもの(ソケット,カップリング),異なる径の直管を接続するもの(径違いソケット,レジューサー),管軸の方向を曲げるもの(45゜・90゜・180゜エルボー,曲げ半径の大きいものはベンドという),1本の分岐をもつもの(T字管,Y字管),2本の分岐をもつもの(十字管,クロス),管端をふさぐもの(キャップ,プラグ)などがあり,配管の用途や耐圧性に応じて形や寸法がきめられている。管と管継手を接続する方法にも,いろいろな種類がある。…
…また俗信としてフランスでは〈聖金曜日にニシンをつるしておくとハエが家に入らぬ〉という。19世紀の詩人C.クロスの作品の中でもっとも人口に膾炙(かいしや)している《燻製ニシン》という詩の場合にも,その底ではおそらくこうした俗信とかすかにつながっているのであろう。ハエに関する文学としては中国に,宋の欧陽修の《憎蒼蠅賦》があり,イギリスのW.ブレークの《蠅》がある。…
…交配のうちとくに雑種の形成を目的として行われるものをいう。狭義には特定の遺伝子およびその対立遺伝子に関してそれぞれ同型(ホモ)であるような2個体間の交配をいうが,一般には遺伝的構成の異なる2個体間の交配についてもこの語を用いることが多い。この場合には生じた雑種第1代F1は遺伝子型,表現型とも必ずしも同一になるとは限らない。【阪本 寧男】…
…2本またはそれ以上の線が交差している図形の総称。古くから宗教的象徴として用いられてきたもので,その形状により主として次の4種類に分けられる。 (1)中心から広がる4本の線の長さが等しい正十字(またはギリシア十字),マルタ十字とよばれるものなど。この十字はアッシリアでは天空神アヌの象徴で,円と8本の光線を伴い太陽や星をあらわすものとしても使用され,ギリシアでは太陽神アポロンの象徴,ローマでは星の輝きをあらわすものとされた。…
…生物の雌雄の生殖器官の合着(かけ合わせ)によって,次の世代ができること。交雑ともいうが,交雑は後述の異系交配と同じ意味で用いることが多い。多くの動物では,交配によって子孫を作ることが古くから知られていた。しかし植物では一見行動を伴わないので,一般の植物にも雌雄性があってその交配によって種子ができることに近代まで気づかなかった。ただ,古代バビロニアでナツメヤシが雄株の花粉によって雌株に実を結ぶことが知られていた例もある。…
※「クロス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新