和寒町(読み)わつさむちよう

日本歴史地名大系 「和寒町」の解説

和寒町
わつさむちよう

面積:二二四・八三平方キロ

昭和二七年(一九五二)上川郡和寒村が町制を施行して成立。上川支庁管内北部に位置する。北は剣淵けんぷち町・士別市、東は士別市、南は比布ぴつぷ町・旭川市・鷹栖たかす町、西は空知支庁管内の雨竜うりゆう幌加内ほろかない町と接する。東部と西部は山地で南東部に和寒山(七四〇・六メートル)塩狩しおかり峠がある。中央部に広がる平地剣淵川が北流し、町域北端で北東流してきた辺乙部ぺおつぺ川を合流する。東部を南北に国道四〇号・JR宗谷本線が通り、宗谷本線には塩狩駅・和寒駅がある。国道四〇号が通る市街地から西に主要道道和寒―幌加内線が延び、和寒峠(標高三二九メートル)を越えて幌加内町に至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「和寒町」の意味・わかりやすい解説

和寒〔町〕
わっさむ

北海道中部にある町。 1952年町制。地名はアイヌ語ワットササム (ニレの木のそばの意) に由来。名寄盆地最南部の農業地域で,米作ジャガイモ,カボチャ,キャベツなどの栽培が盛ん。乳牛飼育養豚畜産普及。南部の塩狩峠付近に塩狩温泉があり,JR宗谷本線,国道 40号線が通る。面積 225.11km2人口 3192(2020)。

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