嘱する(読み)ショクスル

デジタル大辞泉 「嘱する」の意味・読み・例文・類語

しょく・する【嘱する】

[動サ変][文]しょく・す[サ変]
ゆだねる。また、望みを託す。「後事を―・する」「青少年未来に―・するところ大である」
伝言する。ことづける。「手紙を―・する」
[類語]頼む託するゆだねる任せる預ける委託する依託する委嘱する依嘱する嘱託する・やってもらう

ぞく・する【嘱する】

[動サ変][文]ぞく・す[サ変]依頼する。託す。また、望みをかける。しょくする。
故郷の者一同足そこ希望を―・しおったが」〈魯庵社会百面相

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「嘱する」の意味・読み・例文・類語

しょく‐・する【嘱】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]しょく・す 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. 相手に何かを頼んだり、期待したりする。また、ことづける。伝言する。依頼する。望みをかける。属(しょく)する。ぞくする。
    1. [初出の実例]「凡百需索宜信長」(出典日本外史(1827)一三)
  3. (目を)つける。また、(望みを)かける。属(しょく)する。ぞくする。
    1. [初出の実例]「欧米諸国は貿易に慣て、世界の珍宝を見知したれば、黄金には甚しく目を嘱せず」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)

ぞく‐・する【嘱】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]ぞく・す 〘 他動詞 サ行変 〙 依頼する。託する。ことづける。また、望みをかける。しょくする。
    1. [初出の実例]「其死せんとする前時、我に嘱(ゾク)して云ふ」(出典:読本英草紙(1749)四)

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