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国替 くにがえ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国替
くにがえ

領地を替えること。一般的には江戸時代に大名の領地を交代することであるが,律令制社会の後期にも,国司が自分のおもむく国を嫌って他の国に替えてもらうことを国替といった例がある。江戸時代初期には幕府は盛んに大名の国替を行なった。

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世界大百科事典 第2版の解説

くにがえ【国替】

江戸時代に行われた大名の配置替えのこと。転封(てんぽう)または移封ともいう。豊臣秀吉のときに始まるが,江戸幕府の初期3代の将軍によって強行された。まず家康は,関ヶ原の戦の戦後処理の一環として,西軍にくみした外様大名88名を取りつぶして所領416万1084石を没収するとともに,毛利輝元上杉景勝佐竹義宣ら5名の外様大名の所領216万3110石を削り取って,輝元は安芸広島から長門・周防2ヵ国に,景勝は陸奥会津から出羽米沢に,義宣は常陸水戸から出羽秋田に転封した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

くにがえ【国替】

平安時代、地方の掾じよう・目さかんに任命された人が、その地を嫌って他国へ任地をかえてもらったこと。
大名の領地を移しかえること。江戸幕府は、大名の統制策として行なった。移封。転封。改封。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

国替
くにがえ

江戸時代に行われた大名の配置替えのこと。転封(てんぽう)または移封(いほう)ともいう。豊臣(とよとみ)秀吉のときに始まり、江戸幕府の初期3代将軍によって強行された。まず徳川家康は、関ヶ原の戦いの戦後処理を通じて、東海・東山地方に配置されていた外様(とざま)大名を中国・四国・九州などの辺境地帯に転封する一方、大坂の陣後は、大坂およびその周辺諸国に譜代(ふだい)大名を集中配置したが、2代秀忠(ひでただ)は、さらに譜代大名の大坂周辺集中配置と東北進出を積極化し、3代家光(いえみつ)は西国を中心に転封を強行し、九州には譜代大名、中国・四国には徳川一門(親藩)を転封・配置した。こうして徳川氏を中心とする大名配置=領国体制ができあがった。寛永(かんえい)期(1624~44)を境に、外様大名の転封は減少したが、譜代大名は幕政執行の立場から、その後も盛んに転封が行われた。転封は改易とともに江戸幕府の大名統制の基本をなし、それによって、兵農分離が促進され、幕藩支配体制が確立した。[藤野 保]

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