国貞(読み)くにさだ

精選版 日本国語大辞典 「国貞」の意味・読み・例文・類語

くにさだ【国貞】

[一] 初代慶長慶安一五九六‐一六五二)ごろの刀工日向の人。姓、藤原。法名、道和。和泉守と称する。京都の名工国広の門に学び、のち大坂に移住。生没年未詳。
[二] 二代。初代の養子明暦寛文一六五五‐七三)ごろの刀工。日向の人。姓、井上。号、真改。和泉守と称する。生没年未詳。

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デジタル大辞泉 「国貞」の意味・読み・例文・類語

くにさだ【国貞】

江戸初期の刀工。日向ひゅうがの人。本名、藤原国貞。和泉守いずみのかみ。京都一条堀川の国広門人。生没年未詳。
歌川国貞うたがわくにさだ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「国貞」の意味・わかりやすい解説

国貞
くにさだ

歌川国貞

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世界大百科事典(旧版)内の国貞の言及

【歌川国貞】より

…1807年(文化4)ころ画壇に登場,時代の好尚を巧みにとらえ人気作家として活躍,歌川画法の完成者とみなされている。作画領域は錦絵,合巻等の挿絵,秘画本にまで及ぶが,ことに江戸末期特有の美意識を如実にあらわした美人画と,役者絵にひいで,〈役者絵の国貞〉の異名をとった。2代国貞は,弟子の国政が継いだ。…

※「国貞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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