園石(読み)そのせき(その他表記)sonolite

日本大百科全書(ニッポニカ) 「園石」の意味・わかりやすい解説

園石(そのせき)
そのせき
sonolite

ソノライトともいい、単斜ヒューム石のマンガン置換体。普通、塊状で、個々の粒は小さい。塩酸でかなり分解する。アレガニー石との区別は肉眼で困難。変成したマンガン鉱床中に、菱(りょう)マンガン鉱、テフロ石、マンガンスピネル、緑マンガン鉱、ヤコブス鉱などと産する。石英とは共生せず、またハウスマン鉱との共存例も少ない。1963年(昭和38)京都府相楽(そうらく)郡和束(わづか)町園鉱山(閉山)から鉱物学者吉永真弓(よしながまゆみ)(1930― )によって発見された。現在では日本をはじめ世界中に産地は多い。

[松原 聰]


園石(データノート)
そのせきでーたのーと

園石
 英名    sonolite
 化学式   Mn9(SiO4)4(OH,F)2
 少量成分  Mg
 結晶系   単斜
 硬度    5.5
 比重    3.8~4.0
 色     桃褐,淡褐,灰褐
 光沢    ガラス
 条痕    白
 劈開    無
       (「劈開」の項目を参照)


園石(そのいし)
そのいし

→園石

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関連語 形成 加藤

最新 地学事典 「園石」の解説

そのせき
園石

sonolite

化学組成Mn9(SiO4)4(OH,F)2の鉱物。ソノライトとも。単斜晶系,空間群P21/c, 格子定数a1.433nm, b0.488, c1.066, β100.57°,単位格子中2分子含む。淡褐紫・褐紅色,ガラス光沢。自形は日本では未報告。すべて粒状。硬度5.5, 比重3.85内外。光学的二軸性負,2V70°~82°, 屈折率α1.763, β1.779, γ1.793。変成層状マンガン鉱床中に菱マンガン鉱・ヤコブス鉱・テフロ石などとともに高品位鉱を形成。原産地京都府園鉱山にちなむ。

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