出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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テフロせき
テフロ石
tephroite
Mn2SiO4 かんらん石のMn端成分。テフロかんらん石とも。直方晶系,空間群Pnma, 格子定数a0.623nm, b0.487, c1.064, 単位格子中4分子含む。黄緑・暗緑・灰色。細粒・粒状。薄片中無色・淡緑色。硬度6,比重3.78~4.1, 劈開{010}・{001}不完全。方位X=b, Y=c, Z=a, 多色性弱,X褐赤,Y赤,Z緑青(厚薄片),屈折率α1.770~1.788, β1.807~1.810, γ1.817~1.825, 2V(-)60°~70°, 光分散r>v。Mnの一部をFe, Mg, Caが置換。マンガン鉱石としては高品位(Mn54%)。日本のマンガン鉱床から多産する。菱マンガン鉱・ハウスマン鉱・緑マンガン鉱・ばら輝石などと共生。Breithaupt(1823)によりSterling Hillから発見,命名。ギリシア語のtephros(灰色)に由来。
執筆者:広渡 文利
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のテフロ石の言及
【カンラン石(橄欖石)】より
…重要な造岩鉱物の一つであり,斜方晶系に属し,化学組成はR2SiO4(ここでRはMg,Fe,Mn,Caなど)で表される一群の鉱物の総称である。端成分はフォルステライトforsterite(苦土カンラン石)Mg2SiO4,フェアライトfayalite(鉄カンラン石)Fe2SiO4,テフロアイトtephroite(テフロ石)Mn2SiO4とモンチセライトmonticellite CaMgSiO4と名付けられている。天然産のもののほとんどすべてはフォルステライトのMgのうちの一部分(5~40%)がFeによって置換されたものであり,それらのものを単にカンラン石(フォルステライト‐フェアライトの固溶体系列)と呼ぶことが多い。…
※「テフロ石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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