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地域科学 ちいきかがくregional science

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

地域科学
ちいきかがく
regional science

地表面の一部分としての地域を対象とする科学で,地理学のほか,経済学,社会学,人口学,都市工学なども含まれる。しかし,現在では第2次世界大戦後のアメリカ合衆国の W.アイサードの学説をさすことが一般的となっている。これは,数学的モデルを用いて,人間活動の場所的次元を究明するものであり,計量経済学の一種とみなされている。アイサードによると,場所的次元とは,人間と人間活動相互間の空間関係,それらと自然環境との空間関係を意味する。地理学では事物で充填された地表空間を問題とするのに対し,地域科学では計量的手法が適用しやすい抽象的な空間が研究の対象となる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちいきかがく【地域科学 regional science】

地域経済学と人文地理学とを結びつけて体系化し,立地政策や地域計画などへの応用をはかる新しい空間科学で,アメリカ合衆国の経済学者アイサードWalter Isardによって1950年代に創成された。それまでの地域経済学は記述的であり,経済学の片隅におかれていたし,理論経済学の方は空間性を捨象し,いわば無次元のふしぎな国についての学にとどまっていた。一方,人文地理学においても予測的科学となるための理論化は立ち後れていた。

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