百科事典マイペディア 「地球環境ファシリティ」の意味・わかりやすい解説
地球環境ファシリティ【ちきゅうかんきょうファシリティ】
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…実施手段のうちの資金の問題は地球サミットの最大の焦点の一つであるが,おもに開発途上国へどのようなメカニズムを通じて,どれだけの額の資金が支援されるべきかをめぐって議論された。メカニズムの問題では地球環境ファシリティ(GEF)の改革と世界銀行やODAなど既存のメカニズムの活用と決定がなされたが,このうちGEFとは,1991年に発足した,開発途上国の地球環境保全の支援のために,対象領域を決めて,贈与,または超低利融資で資金を供与する多国間援助のしくみであり,UNEP,世界銀行,国連開発計画(UNDP)の3者により共同運営され,1994年からは20億ドル強の資金で本格実施が開始されている。支援の額については政府間の合意ではないが,地球サミット事務局の年間1250億ドルの供与が必要との試算が示され,各先進国のODAを対GNP比0.7%まで拡大する目標が再確認された。…
※「地球環境ファシリティ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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