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水俣条約 ミナマタジョウヤク

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デジタル大辞泉の解説

みなまた‐じょうやく〔‐デウヤク〕【×俣条約】

《「水銀に関する水俣条約」の略称》人為的に排出される水銀やその化合物から人の健康や環境を保護することを目的とする国際条約。2013年に熊本市で署名。50か国・地域の批准で発効される。水銀条約
[補説]有機水銀中毒による水俣病の悲劇を繰り返さない、という決意を込めて、条約名に水俣の地名が冠された。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

水俣条約
みなまたじょうやく

水銀による環境汚染健康被害の防止のため、水銀および水銀を使用した製品の製造と輸出入を規制・管理する国際条約。2010年(平成22)から始まった政府間交渉では、日本やヨーロッパ連合(EU)がリードした。日本政府の提案が採用され、条約の正式名称は「水銀に関する水俣条約Minamata Convention on Mercury」となる。また、条約前文には水銀の適切な管理が行われなかったために、大きな健康被害をもたらした水俣病の教訓が盛り込まれる見通しである。条約案は2013年10月に熊本県で開催される国際会議で採択され、50か国が批准すれば発効する。条約では、2020年以降水銀および水銀製品の製造や輸出入について厳格な制限を設け、利用は歯科用合金など定められた用途に限られる。新規の水銀鉱山の開発は禁止され、既存鉱山も条約発効の15年後以降は採掘が禁止される。また、大気中に水銀を排出する石炭火力発電所セメント製造設備などでは、水銀を除去する最新技術の採用を義務づける。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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