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坂の下遺跡 さかのしたいせき

世界大百科事典 第2版の解説

さかのしたいせき【坂の下遺跡】

佐賀県西松浦郡西有田町大木字山本の通称坂の下にある縄文時代中期~後期の遺跡。国見山東麓の浄源寺川,桑木原川によって形成された扇状地上にある。1967年,70年,74年に調査され,21個の貯蔵穴が集中して検出された。貯蔵穴は,径1m前後の不整円形をなし,70cm前後の深さで湧水層まで掘り込まれている。内面には粘土を貼り,木枝,木の葉を敷きつめた中にイチイガシアラカシチャンチンモドキなどの木の実が多量に貯蔵され,上部は木材,石,粘土で覆われていたようすを示す。

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世界大百科事典内の坂の下遺跡の言及

【西有田[町]】より

…佐賀県の西端,西松浦郡の町。1965年町制。人口9464(1995)。東西は山地で,その中央を有田川が北流して伊万里市に入る。長崎県と境する西部山地の斜面や山麓部には遺跡が散在し,坂ノ下遺跡出土の縄文時代のアラカシの実は,のちに発芽して話題となった。町域北部に,中世,松浦党の有田氏の拠った唐船城跡がある。有田氏の屋敷があったという大木(おおぎ)は有田郷の中心で,江戸初期には代官所があった。有田皿山のやきものは大木宿を経て伊万里津に運ばれ,当地にも原明(はらあけ)古窯,迎の原(むかえのはる)古窯をはじめ有田焼の窯跡が残る。…

※「坂の下遺跡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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