坂野比呂志(読み)サカノ ヒロシ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「坂野比呂志」の解説

坂野 比呂志
サカノ ヒロシ


職業
漫談家

生年月日
明治44年 10月6日

出生地
東京・深川

経歴
17歳の時浅草へ出て、活動写真の弁士オペラのコーラスボーイなどをへて漫談の世界へ。「大道芸」を今に伝え、自ら大道芸人と称する。昭和57年浅草の木馬亭で、「坂野比呂志のすべて」と題して、大道商人口上と江戸時代から続くシジミ売りや納豆売りの声の独演会を開き、これによって芸術祭賞を受賞した。自伝香具師の口上でしゃべろうか」がある。

所属団体
東京演芸協会

受賞
芸術祭大賞〔昭和57年〕

没年月日
平成1年 5月25日 (1989年)

伝記
資料が語る近代日本広告史浅草のひと久保田万太郎から渥美清まで 大伏 肇 著鈴木 としお 著(発行元 東京堂出版東京新聞出版局 ’90’89発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「坂野比呂志」の解説

坂野 比呂志
サカノ ヒロシ

昭和期の漫談家



生年
明治44(1911)年10月6日

没年
平成1(1989)年5月25日

出生地
東京・深川

主な受賞名〔年〕
芸術祭大賞〔昭和57年〕

経歴
17歳の時浅草へ出て、活動写真の弁士、オペラのコーラスボーイなどをへて漫談の世界へ。「大道芸」を今に伝え、自ら大道芸人と称する。昭和57年浅草の木馬亭で、「坂野比呂志のすべて」と題して、大道商人の口上と江戸時代から続くシジミ売りや納豆売りの声の独演会を開き、これによって芸術祭賞を受賞した。自伝「香具師の口上でしゃべろうか」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂野比呂志」の解説

坂野比呂志 さかの-ひろし

1911-1989 昭和時代の漫談家。
明治44年10月6日生まれ。活動弁士をへて,浅草オペラ田谷力三エノケン(榎本健一)の舞台をふみ,戦後も寄席演芸場出演,浅草名物の芸人となった。「ガマ油売り」「バナナのたたき売り」などの大道芸で,昭和57年日本芸術祭大賞。平成元年5月25日死去。77歳。東京出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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