坂門牧(読み)さかどのまき

世界大百科事典 第2版の解説

さかどのまき【坂門牧】

河内国古市郡(現,大阪府羽曳野市)の。坂戸牧とも書く。文徳源氏で白河院の北面の武士であった検非違使源康季の本拠で,この一族は坂戸源氏と称された。同氏が牧を領有しはじめたのは,遅くとも11世紀の末,康季の曾祖父河内守公則のころと考えられる。本家(上級領主)は摂関家。1153年(仁平3)左大臣藤原頼長の春日社参詣にあたり,蒭(まぐさ)100把の負担を割りあてられた。1253年(建長5)の近衛家所領目録によれば,近衛家自身が所領支配の実際的な諸権限(荘務権)を握っており,このときの預所は範忠なる人物であった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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