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坑内排水 こうないはいすい drainage of mine water

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

坑内排水
こうないはいすい
drainage of mine water

鉱山坑内の防水,治水,揚水などの総称。鉱山,炭鉱の坑内には,地下水をはじめとして河川,湖沼などからの地表水,海水,岩盤内の空洞,断層あるいは旧坑内の貯溜水などが流入する。これらを総称して坑水または坑内水というが,これらが作業場に湧出して作業を妨害し,あるいは突発的に流入して災害をもたらす。

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世界大百科事典 第2版の解説

こうないはいすい【坑内排水 mine drainage】

鉱山,炭鉱の坑内における湧水の防止および湧水の処置をいう。坑道を掘削して含水層に掘り当てたり含水層の下にある耐水層中に坑道を掘った場合,もしその天井が崩落するとその水が坑内にわき出てくる。また断層や昔の採掘跡は一般に含水層と同じく水を通し,多量の水がわき出てくるおそれが多い。このような坑内湧水に対しては,次のような対策を講じなければならない。(1)坑内への水の流入をできるだけ防ぐ(河川の改修や河底の被覆などによる)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

坑内排水
こうないはいすい

鉱山または炭鉱の坑内湧水(ゆうすい)を坑外へ排出する作業。地下資源を採掘する坑内には多かれ少なかれ湧水があり、排水を必要とする。また、日本は降雨量が比較的多く、地質的に断層が多く、海底採掘を行っているところも多いという理由から、とくに炭鉱では多量の排水を必要としている。必要排水量は、内陸の鉱山では雨期や融雪期に多くなる傾向にあるが、海底採掘の場合は年間を通じてほぼ一定である。坑道掘進に伴う湧水は排水溝で坑底に集めるため、水平坑道は通常200~500分の1程度の上り勾配(こうばい)で掘進するのが普通である。さらに断層水脈とか旧坑がある場合や海底採掘では不時出水に備えて坑内にコンクリートの防水ダムを築造する。坑内排水のため局部用には空気動の往復ポンプ(ウォシントンポンプ)や自給水ポンプ、ジェットポンプなどが使われ、主要排水には高揚程の多段タービンポンプやボリュートポンプが使われる。なお海底炭鉱や腐食性坑内湧水のある鉱山ではポンプや配管の耐食性が問題になる。[渡辺慶輝]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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