堀内敬三(読み)ホリウチケイゾウ

デジタル大辞泉 「堀内敬三」の意味・読み・例文・類語

ほりうち‐けいぞう〔‐ケイザウ〕【堀内敬三】

[1897~1983]音楽評論家。東京の生まれ。ラジオの音楽番組などを通して洋楽普及尽力。著「音楽五十年史」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「堀内敬三」の意味・わかりやすい解説

堀内敬三
ほりうちけいぞう
(1897―1983)

音楽評論家。東京生まれ。東京高等師範附属中学を経てアメリカに留学、ミシガン工科大学卒業、マサチューセッツ工科大学大学院修了。留学中も作曲と音楽史を研究し、1923年(大正12)帰国後は、日本放送協会嘱託(1926~33)として洋楽を担当。第二次世界大戦後NHKラジオ『話の泉』のレギュラー、『音楽のたのしみ』の解説などを通じて広く洋楽の普及に努め、50年(昭和25)にはNHK放送文化賞を受賞主著『音楽五十年史』『ヂンタ以来(このかた)』『日本の軍歌』など。オペラ・アリア、歌曲訳詞も多く、慶応義塾応援歌『若き血に燃ゆる者』の作詞・作曲者でもある。

[柴田典子]

『『音楽五十年史』上下(講談社学術文庫)』『『堀内敬三 音楽の泉』全三冊(1984・音楽之友社)』

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「堀内敬三」の解説

堀内敬三 ほりうち-けいぞう

1897-1983 昭和時代の音楽評論家。
明治30年12月6日生まれ。NHKで洋楽を担当。松竹大船撮影所音楽部長,日大教授をへて,音楽之友社を設立,雑誌「音楽之友」を創刊。戦後はNHKラジオ「話の泉」などに出演してしたしまれた。昭和58年10月12日死去。85歳。東京出身。ミシガン大卒,マサチューセッツ工科大大学院修了。著作に「音楽五十年史」など。

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