デジタル大辞泉
「堂上家」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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どうじょう‐けダウジャウ‥【堂上家】
- 〘 名詞 〙 ( 古くは「とうしょうけ」とも ) =どうじょう(堂上)②
- [初出の実例]「京都より堂上家(ダウジャウケ)の公達を下し住持有けるよし」(出典:随筆・西遊記(1795)五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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堂上家 (とうしょうけ)
〈どうしょうけ〉ともよむが,濁らないのが故実よみである。昇殿をゆるされた家柄の総称で,地下(じげ)に対する称。昇殿は,清涼殿南廂にある殿上の間に昇ることで,古くは個人に対して昇殿をゆるしたが,しだいに昇殿をゆるされる家柄が固定した。摂家・清華・大臣家や羽林家・名家などの家格のものがそれに当たるが,前3家を除いて平堂上家(ひらとうしようけ)ということもある。これに対し,昇殿をゆるされないものを地下という。江戸時代には,堂上家の人は元服にさいして昇殿をゆるされるのを例とし,爾後累進して参議や三位以上の官位につき公卿に列せられることから,公卿家,公家衆とも称された。
執筆者:米田 雄介
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堂上家【とうしょうけ】
公家(くげ)の家格の一つで,昇殿(しょうでん)を許された家柄の総称。〈どうしょうけ〉とも読む。昇殿は清涼殿南廂(みなみびさし)の殿上(てんじょう)の間に昇ることで,摂家(せっけ)・清華家(せいがけ)・大臣家(だいじんけ)や,羽林家(うりんけ)・名家(めいか)などがあり,江戸時代には元服(げんぷく)のとき昇殿を許されるのを例としていた。参議や三位(さんみ)以上の官位について公卿に列することから,公卿(くぎょう)衆・公家衆とも称された。昇殿を許されないものを地下(じげ)という。
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堂上家
とうしょうけ
公家の家格をいう。「どうじょうけ」とも読む。元来,昇殿を許された殿上人 (てんじょうびと) を堂上といい,のちに公卿に列することのできる家柄を堂上家といった。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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