壁面線(読み)ヘキメンセン

デジタル大辞泉 「壁面線」の意味・読み・例文・類語

へきめん‐せん【壁面線】

街区内の建築物位置整え町並みをそろえて環境向上を図るため、法的に指定される線。この線を越える壁・柱・門などの建築はできない。

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精選版 日本国語大辞典 「壁面線」の意味・読み・例文・類語

へきめん‐せん【壁面線】

  1. 〘 名詞 〙 市街地における建物前面の壁をつなぐ線。町並を整えるために建物の壁面や柱の位置を指定するもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「壁面線」の意味・わかりやすい解説

壁面線
へきめんせん

都市なかで、建築物の位置を整え、町並みをそろえるなど、都市環境の向上を図る必要があると認められるときに決められる線のことで、建築審査会同意を得て特定行政庁が指定する。個々の建築物の壁、柱、一定の高さ以上の門、塀は、この線より後退して建築されなければならない。指定の際には、あらかじめ一定の期日までに指定の計画などを公告し、その指定に利害関係を有する者の出頭を求めて公開による聴聞を行う。なお、地盤面下の部分や、特定行政庁が建築審査会の同意を得て許可した歩廊の柱などについては、その制限を受けない。

[片方信也]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「壁面線」の意味・わかりやすい解説

壁面線
へきめんせん

街区内の建築物の位置を整え,その環境の向上をはかるために,建築物の位置をそろえさせるための線 (建築基準法 46条1項) 。建築主事をおく市町村の長または都道府県知事が,建築審査会の同意と公開による聴聞を経て指定する。壁面線の指定があると,その線を越えて建築物の壁などを建築することが禁じられる (47条) 。

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