出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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大裏
だいり
現門司区大里に比定される。地名は安徳天皇の皇居の在所に由来するといい、史料上は内裏・大里とも記される。当地の安徳天皇内裏伝承は中世以来語り継がれたもので、「道ゆきふり」応安四年(一三七一)一一月二九日条に今川了俊は「此島のむかひは柳の浦とて、むかしさと内裏のたちたりける所なるべし、今はそこをやがてだいりのはまともいふなり」と、当地名は柳浦にたてられた「さと内裏」に由来すると記す。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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