(神田典城)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
国譲り神話のなかに出てくる神。天照大神(あまてらすおおみかみ)と須佐之男命(すさのおのみこと)が誓約(うけい)をした際、天照大神の珠(たま)から生まれた五男神のなかの一神。出雲(いずも)の国譲りのとき、第一の使者として派遣されたが、大国主神(おおくにぬしのかみ)に媚(こ)びへつらって、3年間復命しなかったという(『古事記』)。しかし、『出雲国造神賀詞(いずものくにのみやつこのかむよごと)』では復命したとある。出雲国造らの祖神。天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)などと同じように、稲穂の神という意であろう。「日」が太陽の意とすれば、太陽の光の恵みによって、稲の穂が豊かに実ることを神格化したものであろう。
[守屋俊彦]
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新