太刀魚(読み)タチウオ

デジタル大辞泉の解説

たち‐うお〔‐うを〕【太刀魚】

スズキ目タチウオ科の海水魚。全長約1.5メートル。体は細長く側扁が著しい。尾端は糸状。歯は鋭い。体表はうろこがなくてグアニンで覆われ、銀白色。海中では頭を上にして、直立している。世界の暖海に分布し、夏季、西日本に近づく。食用のほか、表皮のグアニンを模造真珠の塗料に利用。老齢の個体にまれに骨腫が見られるが、その肉を食しても害はない。 秋》「―をぬたにすべくも習ひけり/青々

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大辞林 第三版の解説

たちうお【太刀魚】

スズキ目の海魚。全長1.5メートルに達する。体は銀白色で細長く側扁し、太刀状となる。背びれは全背縁に発達するが、尾びれと腹びれはない。体表からとれるグアニンは模造真珠の光沢をつけるために使う。暖海に広く分布。食用。タチ。タチノウオ。 [季] 秋。

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

太刀魚 (タチウオ・タチノウオ)

学名:Trichiurus lepturus auriga
動物。タチウオ科の海水魚

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

たち‐いお ‥いを【太刀魚】

〘名〙 =たちうお(太刀魚)〔壒嚢鈔(1445‐46)〕

たち‐うお ‥うを【太刀魚】

〘名〙 タチウオ科の海産魚。全長一・五メートルになる。からだは側扁して細長く、太刀状を呈し、銀白色の粉状物質(グアニン)でおおわれる。背びれの基底は長く、頭の後方から尾端までつづき、尾びれと腹びれはない。北海道以南の日本各地に分布。大陸棚域の底層にすみ、夜間水面近くに浮上する。肉食性。産卵期は春から秋。肉は塩焼・煮物とし、グアニンの箔は模造真珠の光沢をつけるのに用いられた。たちいお。たちのうお。たちお。《季・秋》 〔伊京集(室町)〕

たち‐の‐うお ‥うを【太刀魚】

〘名〙 「たちうお(太刀魚)」の異名。〔尺素往来(1439‐64)〕

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