夾竹桃(読み)キョウチクトウ

  • ×夾竹桃
  • きょうちくとう ケフチクタウ
  • きょうちくとう〔ケフチクタウ〕
  • 夾竹桃 (キョウチクトウ)

デジタル大辞泉の解説

キョウチクトウ科の常緑低木。株立ちとなり、は竹に似て、3枚が輪生。乳液に毒がある。夏、紅色の花を開く。花は先の5裂する筒形であるが、八重咲きが多く、白色・淡黄色などもある。インドの原産。 夏》「―花なき墓を洗ひをり/波郷

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大辞林 第三版の解説

キョウチクトウ科の常緑大低木。インド原産。葉は三個ずつ輪生し、濃緑色革質の狭披針形。夏、枝頂に紅色の花をつける。花は八重咲きが多く、淡紅色・黄色・白色などもある。枝・葉・花に有毒な成分を含み、強心・利尿薬に利用する。 [季] 夏。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 キョウチクトウ科の常緑低木。ペルシアからインドにかけて野生し、日本へは中国経由で江戸時代に渡来し、庭木や薬用に栽植する。幹は高さ約三メートルになり、全体に有毒の乳液を含有する。葉は革質で細長く、長さ六~一八センチメートルになり、ふつう三葉ずつ輪生する。夏から秋にかけて、若枝の先端に筒状鐘形で先端が五裂し芳香のある径約三センチメートルの紅色の花を開く。花色には淡黄色(ウスギキョウチクトウ)、白色(シロバナキョウチクトウ)のものもあり、八重咲き(ヤエキョウチクトウ)もある。枝、葉、花は強心薬または利尿薬に用いる。《・夏》
※雲壑猿吟(1429頃)「夾竹桃花 竹裏桃華春正深。乱紅吹入翠森々。岩陰恐有残梅在。不改氷霜憶弟心」
※左千夫歌集(1920)〈伊藤左千夫〉明治三九年「よしきりが庭に近鳴く五月雨のこもりの庵に夾竹桃の花」

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