デジタル大辞泉 「奈良団扇」の意味・読み・例文・類語 なら‐うちわ〔‐うちは〕【奈▽良団=扇】 奈良で作られる古雅なうちわ。もと、春日神社の神官が軍扇の形にならって作ったもので、天平模様や奈良の風物などが透かし彫りしてある。禰宜ねぎうちわ。《季 夏》 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「奈良団扇」の意味・読み・例文・類語 なら‐うちわ‥うちは【奈良団扇】 〘 名詞 〙 江戸時代、奈良で作られた楕円形のうちわ。もと春日大社の神官が作ったもので、地も縁(へり)も白く、謡曲の人物や風景、判じ物の絵などがかいてある。禰宜(ねぎ)うちわ。判じうちわ。なら。《 季語・夏 》[初出の実例]「風そよぐ小川をしるやならうちわ〈正甫〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
事典 日本の地域ブランド・名産品 「奈良団扇」の解説 奈良団扇[団扇・扇子]ならうちわ 近畿地方、奈良県の地域ブランド。奈良市で製作されている。奈良時代の天平年間(729年〜749年)、春日大社の神官がつくった骨太な渋団扇がその始まりという。奈良の風物や正倉院文様を突き彫りした透かし彫り文様を竹骨に貼り合わせ仕上げられたものである。奈良県伝統的工芸品。 出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報 Sponserd by