女真語(読み)ジョシンゴ

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精選版 日本国語大辞典 「女真語」の意味・読み・例文・類語

じょしん‐ごヂョシン‥【女真語】

  1. 〘 名詞 〙 広義のツングース語の一方言。金国(一一一五‐一二三四)を建てた女真族の言語。アルタイ語系のツングース語の一種で、満州語祖語または方言とされる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「女真語」の意味・わかりやすい解説

女真語
じょしんご
Nuchen(Juchen) language

中国の金朝 (1115~1234) を建てた女真の言語。明朝まで用いられたが,現在は死語となっている。その言語は,女真文字で書かれた 12~13世紀の碑文や,『華夷訳語』中の「女直 (館) 訳語」の語彙から知られる。女真文字はいまだ完全に解読されてはいないが,これまでの研究の結果,ツングース語に属することが明らかになっており,なかでも満州語と近い関係にあるといわれている。

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世界大百科事典(旧版)内の女真語の言及

【女真文字】より

…女真語を書き表す文字。女真語はツングース・満州諸言語(ツングース諸語)の一つで,これらの言語のうちでも系統的に満州語に最も近い。…

※「女真語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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