デジタル大辞泉
「妬ましい」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ねたまし・い【妬・嫉】
- 〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]ねたま
し 〘 形容詞シク活用 〙 ( 動詞「ねたむ(妬)」の形容詞化 ) うらやましく憎らしい。くやしい。残念だ。- [初出の実例]「大将聞給て、此事ねたましう思給ひたる折ふし」(出典:元祿版古今著聞集(1254)一〇)
妬ましいの語誌
( 1 )類義語「ねたし」が中古和文にもかなり見られるのに対し、「ねたまし」はほとんど見られない。これは「ねたまし」が漢文訓読語であったことによるらしく、「源氏物語」にある「ねたましがほ」も漢籍をふまえた表現である。
( 2 )中世以降は両語併存するが、「ねたし」は「ねったし」と促音が入り、感動詞的用法が多くなる。「日葡辞書」で「ねたし」に文書語の注記があるように、近世以降「ねたし」は衰退し、「ねたまし」が一般に用いられるようになった。
妬ましいの派生語
ねたまし‐が・る- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
妬ましいの派生語
ねたまし‐げ- 〘 形容動詞ナリ活用 〙
妬ましいの派生語
ねたまし‐さ- 〘 名詞 〙
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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