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妻訪い つまどい

世界大百科事典 第2版の解説

つまどい【妻訪い】

夫妻が同居せず妻方の婚舎(こんしや)に夫が通うこと。妻訪いによる婚姻には,終生夫妻不同居で妻訪いをおこなうものと,婚姻初期に一時的に妻訪いをおこない,後に妻が夫方に引き移り同居するものとがある。かつて岐阜県白川村の大家族制において,長男以外の男子が生涯妻訪いを続けたという特殊例はあったが(1920年代に消滅),日本の現行民俗のほとんどは後者の一時的妻訪婚としての妻訪いで,伊豆諸島,志摩地方,瀬戸内海沿岸,九州西方離島,南西諸島の諸地域に広く存在した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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