子檀嶺神社(読み)こまゆみのねのじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「子檀嶺神社」の意味・読み・例文・類語

こまゆみのね‐の‐じんじゃ【子檀嶺神社】

長野県小県(ちいさがた)郡青木村田沢にある神社。旧県社。祭神は木俣神(きのまたのかみ)建御名方神(たけみなかたのかみ)。和銅五年(七一二)の創始といわれる。延喜式内社。こまゆみじんじゃ。

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日本歴史地名大系 「子檀嶺神社」の解説

子檀嶺神社
こまみねじんじや

[現在地名]武石村大字小沢根

武石村大字小沢根おざわねにある。奥社は同村子檀倉こまくら岳の頂上中社余里より、里宮が当社である。創建不詳。初め同村字五日町いつかまちに祀ったが、天文四年(一五三五)の大洪水の際、社殿が流失し、大井信広が現在の地に移したと伝える。一説に武石民武之助正棟が移したとも伝える。祭神は倉稲魂命・健御名方命・八坂刀売命の三神

子檀嶺神社
こまゆみじんじや

[現在地名]青木村大字田沢

田沢宮下たざわみやしたに本社、入田沢細久保いりたざわほそくぼに中社、中社の北方一キロの子檀嶺岳(一二二三・一メートル)山頂に奥社がある。旧県社。

祭神は、木股神で相殿に建御名方神を祀る。「延喜式」神名帳「小県郡五座大二座小三座」の中に「子檀嶺神社」とある。以来古代・中世を通じて文献にはみえず、近世初頭には「諏訪大明神」と称していたことは、宝永三年(一七〇六)村差出帳(上田藩村明細帳)によって知られる。

現青木村から現上田市へ東流する浦野うらの川の水源となっている子檀嶺岳(一名冠者かじや岳)は、独特な山容を備えているので、この山の信仰がその山麓諸村に行われたものと考えられ、近隣の村松むらまつ当郷とうごうにも子檀嶺神社あるいは冠者神社と称する社がある。

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事典・日本の観光資源 「子檀嶺神社」の解説

子檀嶺神社

(長野県小県郡青木村)
信州の神社百選指定の観光名所。

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