存念(読み)ゾンネン

デジタル大辞泉 「存念」の意味・読み・例文・類語

ぞん‐ねん【存念】

いつも念頭にあって忘れないこと。たえず心に思っていること。また、考え。所存。「作品完成よりほかに、なんの存念もない」
[類語]考え所見所懐所思所存存意料簡りょうけん思惑おもわく魂胆はら腹づもり思い一存

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「存念」の意味・読み・例文・類語

ぞん‐ねん【存念】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「そんねん」とも )
  2. ( ━する ) 常に念頭にあること。いつも心に思うこと。〔日葡辞書(1603‐04)〕 〔梵網経‐序〕
  3. 考え。思いより。所存。また、執念。恨み。
    1. [初出の実例]「称存念伴来者」(出典吾妻鏡‐治承四年(1180)八月二六日)
    2. 「我が存念(ゾンネン)を受け継ぎて、成長の後武勇をあらはし身をも家をも興すべし」(出典:人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)三)

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普及版 字通 「存念」の読み・字形・画数・意味

【存念】ぞんねん

思う。

字通「存」の項目を見る

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