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孟姜女 もうきょうじょ Meng-jiang-nü

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

孟姜女
もうきょうじょ
Meng-jiang-nü

中国の民謡。秦の始皇帝万里の長城を築いたとき,人柱にされた夫を偲んで,その貞節な妻孟姜女が歌った悲歌。民謡には数え歌風のものや「孟姜女過関」など数種あり,中国劇の 梆子でも『哭長城』と題して演じられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

もうきょうじょ【孟姜女 Mèng Jiāng nǚ】

中国の民間伝説の女主人公。秦の始皇帝の時代,范喜良(はんきりよう)が万里の長城建設に徴用されて工事中に死ぬ。その妻の孟姜女は冬衣(ふゆぎ)をとどけに長城にまで行き,夫の死を知る。彼女が哭しつづけると長城が崩れて,夫の死骸が出現する。この筋書の前に,范喜良が孟姜女の裸の姿を見てふたりが結婚することになるという開端,また最後に,彼女を見初めた始皇帝に正室となることを約束して夫を鄭重に弔わせたあと孟姜女が自殺するという結末が付くことが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

孟姜女
もうきょうじょ

中国古代の説話に登場する女性。秦(しん)の始皇帝が万里の長城を築いたとき、労役に駆り出された杞梁(きりょう)という男は、過酷な労働に耐えかねて工事現場から逃亡した。その途中、富家の庭園に入り込み、そこの娘孟姜女と知り合って相愛の仲となり、やがて2人は結婚した。その後彼は長城の建築現場に戻るが、逃亡を怒った監督は彼を殺して長城の中に築き込んだ。それを聞いて駆けつけた孟姜女が長城の前で号泣すると、正面の壁が崩れ落ちて無数の骨片が散乱したので、その中から夫の骨を捜し出した彼女は持ち帰って葬ったという。こうした孟姜女の物語は唐代に初めて文献に現れるが、この悲恋譚(たん)は民話、語り物、演劇などの形で広く民衆の間に流行した。[桐本東太]

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世界大百科事典内の孟姜女の言及

【涙】より

… 大量に流す涙の例には,ナイル川の氾濫を女神イシスの涙とみなしたり,兄カウノスKaunosを慕って追うが力尽きて倒れ,その流す涙が泉となったビュブリスByblisの話(オウィディウス《転身物語》)などがある。また中国では,始皇帝に徴発されて万里の長城建設に従い,苦役に耐えず死亡した夫に冬服を届けに来た孟姜女が,夫の死を知って号泣したところ,涙で長城が崩れてその跡から夫の死骸が現れたという。日本でも,殺生を業としていた伊予入道頼義が出家して仏堂を建て,その堂で流した悔過悲泣の涙は板敷より縁に伝い流れて地面に落ちたという(《古事談》)。…

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