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人柱 ひとばしら

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

人柱
ひとばしら

人身御供の伝説の一つ。架橋,築堤,築城などの水利,土木工事技術が未発達の時代,柱の強化の目的で,生きている人間を水底や土中に埋めたこと。神の心をやわらげ,人身のもつ霊質が柱に乗移るようにするためといわれる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵の解説

人柱

フリーウエアやシェアウエア、最終出荷前のベータ版ソフトウエアを率先して試したり、自作パソコンで最新パーツを次々と試したりする人のこと。怪しいソフトウエアをインターネット上からダウンロードして使い、ウイルス感染やシステムの破損による致命傷になることも稀におこる。自然災害から建物や橋を守るためにいけにえにされた者が原意だが、犠牲になる危険を冒しても自己満足のためにする者を指すことが多い。動詞として「人柱る(ひとばしる)」「人柱れ(ひとばしれ)」、アニメ風呼称として「ヒトバシラー」などがある。

(川口正貴 ライター / 2009年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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デジタル大辞泉の解説

ひと‐ばしら【人柱】

築城・架橋・堤防工事などの完成を祈って、神へ供える生贄(いけにえ)とするために、人を土中や水底に埋めること。また、その埋められた人。
ある目的のために犠牲となった人。

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世界大百科事典 第2版の解説

ひとばしら【人柱】

都市,宮殿,神殿,家屋,橋などの建設に当たり,その基礎に人間を生埋めなどの形で供犠する習俗を人柱と呼ぶ。個々の事例については,果たして実際に行われたのか,それとも単なる伝承にすぎないのか不明なこともあり,また人柱には,生きている人間の代わりに,動物や人形などを供犠する傾向が広く見られる。人柱の習俗や伝説の分布は,アジアヨーロッパアフリカに多く,オセアニアの一部にあるが,アメリカ大陸では北米北西海岸以外の地域では欠如し,オーストラリアにもない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

ひとばしら【人柱】

橋・堤防・城などを築くときに、工事の完成を祈り、神々の心を和らげるために、犠牲として人を水底や地中に生き埋めにすること。また、その埋められた人。
ある目的のために犠牲になった人。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

人柱
ひとばしら

大規模な建築工事や堤防工事などの難事を成し遂げるため、生きた人間を神へ捧(ささ)げ物とすること。神の加護を得るため、あるいは工事が行われる場所にまつわる穢(けがれ)を祓(はら)うための人身供犠(じんしんくぎ)の一種と考えられる。日本やヨーロッパで、橋や建物の土台や壁の中に人間を埋めたという伝説が多くあり、実際に人骨が発見されることもあるが、それが伝説にすぎないのか実際に行われたのかの判別はつきにくい。『日本書紀』仁徳(にんとく)天皇11年条には茨田堤(まんだのつつみ)を築く話がある。堤が崩れ工事は難航した。そのとき神が夢のなかで天皇に、2人の人間を名指し、2人を河神に捧げれば工事は成功すると告げた。1人は河で水死し、1人は自分の才覚でいけにえになることを逃れた。その結果この工事は成功したと述べている。
 九州や東北地方の各地には、神社建築や船の建造にあたった大工が技術的な困難に直面したとき、その娘が解決法を教え無事に仕事を成就した。しかし、娘の口から自分の恥が、あるいは技術上の秘密が漏れることを恐れた大工は娘を殺してしまうという伝説があり、これも一種の人柱伝説といえよう。おそらく、実際には人柱をたてることは行われなかったであろうに多くの人柱伝説が存在する理由は、工事は危険を伴い人身事故が多発したことと、祟(たた)り神信仰の流布とが相まって人柱伝説を生んだのだと考えられる。[波平恵美子]

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世界大百科事典内の人柱の言及

【建築儀礼】より

…建築儀礼は定住的な農耕民文化,ことに古代文明とその影響圏においてさかんである。 建造物をきよめたり祝福するために人間を殺す習俗(人柱)や伝承は,ヨーロッパから東アジアにかけての旧大陸の古代文明地域とその周囲,西アフリカ,メラネシア,ポリネシアに分布するが,アメリカ大陸では北米北西海岸を除いては見られないようである。ボルネオのミラナウ族は大家屋を建てるとき,深い柱穴を掘って奴隷娘を1人その中に入れ,その上に柱を落として殺し,精霊への犠牲にした。…

【橋】より

…そのために橋のたもとで,水神をまつり,水神の加護を必要とした。橋工事の最中に人柱(ひとばしら)をたてたという伝説は,〈長柄(ながら)の人柱〉の故事で知られるが,一般に橋のたもとに女神がまつられ,悪霊を防ぎ,橋を加護するという信仰があった。実際に人柱をたてたというより,橋のたもとで,水神をまつる巫女のイメージが,橋姫伝説を生み出したとする説が有力である。…

【橋姫】より

…それが男女であったために安産や小児の健康を祈る神ともされ,母子神信仰のような形態の伝説が生まれ,一方で神の威力を意味したネタミが,嫉妬の意味に限定され,嫉妬深い鬼女の伝説ともなったとされる。さらに長柄の橋姫のように,橋を造る時の人柱(ひとばしら)を橋姫としてまつるとする伝説もある。これらの伝説は水辺の祭りをつかさどった巫女たちによって管理され伝播されたのではないかと考えられている。…

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