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安乗崎 アノリザキ

世界大百科事典 第2版の解説

あのりざき【安乗崎】

三重県志摩半島東岸,的矢(まとや)湾の湾口南岸にある岬で,北の菅崎に対する。阿児町の北東端にあたる。安乗岬ともいい,大王町波切(なきり)の大王崎と鳥羽市国崎の鎧崎とともに志摩三崎と称される。高さ20mほどの豪壮な海食崖と岩礁からなる岬で伊勢志摩国立公園の一部をなす。付近は海の難所で江戸時代にも幕府直営の灯台があったが,現在も岬端に1872年(明治5)初点の灯台がある。岬背後の安乗漁港は海女の基地で,県無形文化財の安乗文楽が伝わる。

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大辞林 第三版の解説

あのりざき【安乗崎】

三重県志摩半島、的矢湾の入り口の岬。荒波が断崖と岩礁に砕ける景観は豪快。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔三重県〕安乗崎(あのりざき)


三重県の志摩(しま)半島東部、的矢(まとや)湾の入り口にある岬。大王(だいおう)崎・鎧(よろい)崎とともに志摩三崎と称される。安乗埼(さき)灯台がある。伊勢(いせ)志摩国立公園に属する。隆起海食台の岬の沖合に岩礁が点在する海の難所。海女(あま)によるアワビ・サザエ漁が盛ん。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

安乗崎
あのりさき

三重県志摩(しま)市に属し、志摩半島の先端、的矢(まとや)湾の入口にある岬。「あのりざき」ともいう。断崖(だんがい)と岩礁に太平洋の荒波が砕ける男性的景観は豪快で、岬端(こうたん)には白い四角の灯台(1872年初点)があり、クロダイの磯(いそ)釣りとともに志摩の観光拠点の一つである。近畿日本鉄道志摩線鵜方(うがた)駅からバスで約25分。岬の南、的矢湾側に安乗の漁港があり、的矢湾観光船も出る。付近はアワビ、サザエ、ワカメなどをとる海女(あま)漁が盛んで、安乗の人形芝居(国の重要無形民俗文化財)を伝える集落としても知られる。[伊藤達雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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