改訂新版 世界大百科事典 「宗貞盛」の意味・わかりやすい解説
宗貞盛 (そうさだもり)
生没年:1384-1452(元中1・至徳1-享徳1)
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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(佐伯弘次)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
?~1452.6.22
室町中期の武将。対馬国守護。幼名都都熊丸。彦六。右馬・刑部少輔。1418年(応永25)父貞茂の死により若年で家督相続。翌年,倭寇撲滅を目的とする朝鮮側の対馬攻撃,応永の外寇をうけた。その後の外交交渉で26年,朝鮮への渡航者に対馬島主発行の許可証を保持させる文引(ぶんいん)制度を提案して成立させ,対朝鮮交易の統制権を利用して島内支配を強化した。しかし,九州では大内軍に大敗し,同地での所領を失った。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
…1419年(応永26,朝鮮の世宗1)に,対馬島が朝鮮国軍の攻撃をうけた事件。14世紀中葉以来,倭寇が朝鮮半島の各地を荒らして大きな被害をあたえていたが,朝鮮では対馬島主宗貞茂(そうさだしげ)に特権をあたえて,日本から朝鮮に渡航するものを統制させ,倭寇の鎮静に大きな成果をあげていた。ところが,1418年に対馬で貞茂が死に,幼主貞盛がたったが,対馬島内の実権は海賊の首領の早田(そうだ)氏にうつり,しかも倭寇の1船団が朝鮮の沿岸を襲う事件がおこった。…
※「宗貞盛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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