宮城 喜代子
ミヤギ キヨコ
- 職業
- 箏曲家(生田流)
- 肩書
- 日本三曲協会会長,生田流協会会長,宮城会会長,宮城道雄記念館理事長,東京芸術大学名誉教授 重要無形文化財保持者(箏曲)〔昭和58年〕,日本芸術院会員〔昭和61年〕
- 本名
- 宮城 清子
- 旧名・旧姓
- 牧瀬
- 生年月日
- 明治38年 3月2日
- 出生地
- 滋賀県 大津市上京町
- 学歴
- 京城高女〔大正7年〕中退
- 経歴
- 大正7年13歳で上京し、叔母の夫・宮城道雄に入門。8年初舞台。昭和31年師が急死、妹の数江とともに夫人の養女となり、また宮城宗家を継ぐ。35年からビクター専属芸術家。44年宮城道雄記念館理事長。46年東京芸術大学教授。53年生田流協会会長、60年日本三曲協会会長。この間、58年人間国宝、61年日本芸術院会員。宮城道雄の遺業を継ぎ、さらに発展させた。特に道雄の作品、道雄が伝承する古典曲の楽譜化に尽くした。
- 所属団体
- 日本三曲協会,生田流協会,宮城会
- 受賞
- 勲四等宝冠章〔昭和50年〕,勲三等瑞宝章〔昭和63年〕 滋賀県文化賞〔昭和59年〕,江戸川区文化賞(第1回)〔昭和61年〕
- 没年月日
- 平成3年 2月19日 (1991年)
- 家族
- 妹=宮城 数江(箏曲家)
- 親族
- 叔父=宮城 道雄(箏曲家)
- 伝記
- 箏ひとすじに―楽聖・宮城道雄の遺業をついで 宮城 喜代子 著(発行元 文園社 ’90発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報
宮城 喜代子
ミヤギ キヨコ
大正・昭和期の箏曲家(生田流) 日本三曲協会会長;生田流協会会長;宮城会会長;宮城道雄記念館理事長;東京芸術大学名誉教授。
- 生年
- 明治38(1905)年3月2日
- 没年
- 平成3(1991)年2月19日
- 出生地
- 滋賀県大津市上京町
- 本名
- 宮城 清子
- 学歴〔年〕
- 京城高女〔大正7年〕中退
- 主な受賞名〔年〕
- 勲四等宝冠章〔昭和50年〕,滋賀県文化賞〔昭和59年〕,江戸川区文化賞(第1回)〔昭和61年〕,勲三等瑞宝章〔昭和63年〕
- 経歴
- 14歳で上京し、叔母の夫宮城道雄に入門。昭和31年師が急死、夫人の養女となる。35年からビクター専属芸術家に。47年まで東京芸大教授。58年人間国宝。よく弾く曲は、師の名曲「春の海」。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
宮城喜代子
みやぎきよこ
[生]1905.3.2. 大津
[没]1991.2.19. 東京
生田流箏曲と地唄三弦の演奏家。旧姓牧瀬。本名清子。父の勤務地であった韓国の京城高等女学校を中退して上京,叔母の夫にあたる宮城道雄に師事。師と同居して補佐役の任をつとめる。師の没後 1956年,宮城家へ入籍して養女となり,一族と宮城会の芸術的水準を維持した。演奏家としては師の作品および古典を得意とし,オーケストラとの競演もしばしば行なった。東京芸術大学教授,生田流協会会長,日本三曲協会会長などを歴任。 83年重要無形文化財保持者,86年日本芸術院会員。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
宮城喜代子 みやぎ-きよこ
1905-1991 大正-昭和時代の箏曲(そうきょく)家。
明治38年1月29日生まれ。大正7年叔母の夫にあたる宮城道雄に入門。師の演奏活動をたすけ,その没後は宮城家の養女となり,宮城会を主宰した。東京芸大教授,日本三曲協会会長。昭和58年人間国宝,61年芸術院会員。平成3年2月19日死去。86歳。滋賀県出身。京城高女中退。旧姓は牧瀬。本名は清子。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
宮城 喜代子 (みやぎ きよこ)
生年月日:1905年1月29日
大正時代;昭和時代の箏曲家
1991年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
世界大百科事典(旧版)内の宮城喜代子の言及
【箏曲】より
…箏曲家の多くは,山田流を除いて地歌三味線家を兼ねており,山田流箏曲家も,山田流独自の三味線のほか,地歌三味線も扱うが,三味線の組歌は伝承しない。現代邦楽の作曲活動に従事する者も,古典曲の伝承を基本としており,山田流では,初世越野栄松(1887‐1965),中能島欣一,2世上原真佐喜(1903‐96)が,それぞれ人間国宝に指定され,生田流箏曲家としては,米川文子(1894‐1995),宮城喜代子(1905‐91)が指定されている。なお,地歌の人間国宝の菊原初子,富山清琴らは,箏曲家としても第一流である。…
※「宮城喜代子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」